コーヒー発祥の伝説


コーヒーの歴史

さてさて、コーヒー豆はカフェインを多く含んでいて
相当に古くから薬としても利用されていたようですが、

いったい、いつ頃から人々の生活に浸透していったのでしょうか?

コーヒーにまつわる話はいくつかあるようですが、
その一つ、シーク・オマールの伝説を紹介したいと思います。

シーク・オマールの伝説[イエメン・オウサブ]

イスラム教の聖職者シーク・オマールは、
疫病が流行っていたモカの町で、 祈祷を捧げ、
多くの人の病気を癒していました。

ある時、モカ王の娘が病気にかかり、オマールが祈祷を捧げたところ
病気は治りましたが、美しい娘に恋をしたオマールはオウサブという
山中に追放されてしまったのです。

洞窟で暮らし、食べ物も満足になかったオマールはある日、
美しい羽根を持った小鳥が木に止まり、陽気にさえずるのを見ました。
そして、手を伸ばした木の枝先には赤い実がついていました。

空腹だったオマールが、その実を口にしたところ、たいそう美味でした。
彼はたくさんの実を洞窟へ持ち帰り、スープをつくりました。

それを飲むとたちまち爽快な気分になりました。

その後、オマールの見つけたこの不思議な飲み物の噂は町へ伝わり、
オマールは町へ戻ることを許されました。

とさ。(キーコーヒー:https://www.keycoffee.co.jp/story/culture/history)

コーヒーの木の成長とコーヒー豆

コーヒーノキ(コーヒーの木)は、アカネ科コーヒーノキ属
(コーヒー属、コフィア属)に属する植物の総称で、
主に栽培種(アラビカコーヒーノキとロブスタコーヒーノキなど)を指します。

発芽から3~5年で、ジャスミンに似た香りの白い花を咲かせ、
その後50~60年に渡り、コーヒーチェリーと呼ばれる果実を付けます。

通常、赤または紫の核果で、黄色の品種もあります。
果実が成熟するまでには約9か月かかり、熟した果肉は甘く食べられますが、
量が僅かなのであまり利用されていません。

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