コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)の効果とは


UCC DRIP POD

実は知っているようで、
知らないコーヒーの成分‥

そう、コーヒーにはポリフェノールが
豊富に含まれているのです。

どのくらい豊富なのか?

飲み物100ml当りに含まれる
ポリフェノールの量を比較してみると、‥

赤ワインで、150~230mg
緑茶では、115mg前後

で、なんと
コーヒーには200mg含まれているのです。

これってすごくないですか?

疲れたときに、1杯の美味しいコーヒーで
ストレス解消になり、かつ、病気も予防する‥

それは、コーヒーに含まれる
ポリフェノールが抗酸化作用の機能を持っているからなのです。

ポリフェノールとは?なぜ存在するのか?

そもそも、なぜポリフェノールなるものが存在するのか、気になりますよね。
そんな疑問に答えてくれるのが、こちらのサイトです。

ポリフェノールは植物由来の化学物質

ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、自然界に5,000種類以上あると言われています。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。抗酸化物質としては、ポリフェノール以外に、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイドなどがあります。

ポリフェノールはなぜ存在するのか

世の中の仕組みって、本当にうまくできています。神様はどうやって自然界のルールを作ったのかと思うと、夜も眠れません。

実は、植物にとって、紫外線、低栄養、塩、乾燥、これらすべてがストレスになるとか。
紫外線って、けっこうエネルギーを持っていて、化合物の結合を切ってしまいます。なので、夏場の紫外線で顔にシミが出来たりすのですが‥。

こうしたストレスに対抗するために、植物は大切なエネルギーを使って、ポリフェノールをはじめとするケミカル(化学物質)をつくっているのです。植物が陸上に生息する上で、最初に必要なものが紫外線から身を守るケミカルでした。最初の陸上植物は紫外線対策のために、ポリフェノールの合成能力を獲得する必要がありました。ポリフェノールは、紫外線を吸収して防御する役割と、紫外線により発生する活性酸素を消去するチカラ(抗酸化作用)の2つの役割を担っています。一部のポリフェノールは進化の過程で赤や紫といった色を作るのにも使われるようになりました。

ポリフェノールの種類と多く含まれる食品

ポリフェノールは化学構造の違いによって、いろいろな種類があり、人への健康効果も様々です。代表的なポリフェノールには以下のようなものがあります(健康長寿ネットより引用)。

代表的なポリフェノール アントシアニン
カテキン
カカオポリフェノール
ルチン
フェルラ酸
コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)
クルクミン
ショウガオール
ポリフェノールが多く
含まれる食品
アントシアニン…赤ワイン、ブルーベリー、なす、カシス、ブドウ
カテキン…緑茶、紅茶
カカオポリフェノール…ココア、チョコレート
ルチン…そば、かんきつ類、玉ねぎ
フェルラ酸…玄米
イソフラボン…豆類
クルクミン…ターメリック
ショウガオール…生姜
コーヒーポリフェノール…コーヒー

ポリフェノールの含有量の比較

先にも紹介したように、ポリフェノールは植物に広く分布し、子孫を残すための種子や、紫外線による酸化ダメージから守る必要がある葉に、特に多く含まれます。ポリフェノールで思い浮かぶのは赤ワインやココアですが、他には、お茶のカテキンやブルーベリーのアントシアニン、カレーのクルクミンもポリフェノールの仲間で、チョコレートのカカオポリフェノールなども有名ですが、実はコーヒーには赤ワインと同じくらいたくさんのポリフェノールが含まれています。下図は、食品100g当りのポリフェノール含有量を比較したものです。

000

日本人のポリフェノール摂取源

最近の調査によると、日本人の食生活では、コーヒーから最も多くのポリフェノールを摂っていて、すべての食品、飲料のうち、約半分がコーヒー由来であることもわかってきました(下図)。コーヒーの摂取により2型糖尿病や肝疾患の発症リスクが低減されるという可能性や、全死亡リスクとの関連など多くの疫学調査結果が国内外で多数報告されています

000

コーヒーポリフェノールは体に吸収されやすい

コーヒーに含まれるコーヒーポリフェノールは吸収性が高いことが示されています。コーヒーポリフェノールを多く含むコーヒー、あるいは緑茶を飲んだ場合に吸収されるポリフェノールの量を比較したヒト試験では、コーヒーポリフェノールも茶ポリフェノールも吸収されますが、通常の飲用状況ではコーヒーポリフェノールを飲んだ後の方が、吸収されるポリフェノールが有意に多いという研究結果が得られています。

000

コーヒーは飲みたい時に!美味しく飲む幸せ

「コーヒーは飲みたい時に!美味しく飲む幸せ」なんて表現しているサイト様ありましたが、まさに、コーヒーにポリフェノール(クロロゲン酸)がたくさん含有されているからといって
健康のために、日々、無理して摂取するのは本末転倒です。

ちなみに、御茶ノ水女子大の近藤教授が9000人を対象にした調査の結果、1日に摂取するポリフェノールのうち約8割が飲み物からで、その半分はコーヒーから摂取していたと言う結果が出たそうです。

チョコレートや赤ワインも食べ過ぎは体に負担が‥

なんでも、ほどほどが一番です。

チョコレートや赤ワインにもポリフェノールが豊富に含まれていますが、
チョコレートも食べ過ぎれば肥満の原因になるし、赤ワインも過度に飲むと肝臓に負担がよくありません。ただし、コーヒーの場合、良質なものであれば体への負担は少ないないかもしれませんね。コーヒーは美味しく健康になれる飲み物です。

ポリフェノール(クロロゲン酸)を2倍に強化した2品種新発売

かなり前のニュースになりますが、コーヒー豆由来のポリフェノール(クロロゲン酸)に注目した興味ある内容です。

000
コーヒー豆由来のポリフェノール(クロロゲン酸)を2倍に強化した
「〈マキシム〉ハンディドリップ ポリフェノールリッチ」2品種新発売

AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 社長 池田孝雄)は、コーヒー豆由来のポリフェノール(クロロゲン酸)を2倍に強化した一杯分ドリップコーヒー「〈マキシム〉ハンディドリップ ポリフェノールリッチ」2品種を下記の通り新発売。

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加